フルノシステムズ、 衛星回線を活用した「山岳Wi-Fi」へ無線LANアクセスポイントを提供
投稿: 2016.10.07 13:39
文: asami.
フルノシステムズは、スカパーJSATが衛星回線を使って提供する公衆Wi-Fiサービスと、日本山岳ガイド協会とインフカムが運営する山岳情報ネットワーク「山と自然ネットワーク・コンパス」(以下「コンパス」)の基幹ネットワークシステムと連携し、北アルプスブロードバンドネットワークの協力の下で開設した衛星通信「山岳Wi-Fiサービス」に対し、無線LANアクセスポイントの提供を開始した。
登山者は、山小屋からスマートフォン、タブレット等を通じて、Wi-Fi経由で 「コンパス」 のWEBサイトにアクセスでき、衛星回線経由でインターネットに入ることができる。これにより、登山者は、山小屋から山岳エリア外の方へ、SNS(facebook、Twitter)やメールでの情報のやりとりができるようになり、より安心して登山を楽しむことができる。また、将来的には、山小屋周辺に設置したWi-Fiアンテナにより、さらなる登山届けとの連動、登山エリアでの緊急連絡や現在地の確認などできるよう整備を進めていく予定。
今回提供した無線LANアクセスポイントは、槍ヶ岳、穂高にある5つの山小屋(槍ヶ岳山荘、槍沢小屋、涸沢小屋、横尾山荘、燕山荘)に9台設置され、登山シーズンの10月末まで利用することが可能。設置されたアクセスポイントは「ACERA 810」で、1台のアクセスポイントで200台以上の端末を同時接続できる性能を有している。また、多拠点に設置されたアクセスポイントは、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」で遠隔、集中管理することが可能。これにより、現場のWi-Fi状況を監視し、リアルタイムなアクセス状況などのデータ収集も可能となることで、安定した運用が期待できる。
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