
子どものスマホはやっぱり大手キャリア?それとも格安SIMにする?
投稿: 2016.10.25 10:36
文: asami.
子どもにケータイ持たせていますか?もう持たせているよという親御さんも、そろそろ持たせようかなと考えている親御さんも、やっぱり気になるのは携帯の「月額料金」ですよね~。大手キャリアは子ども専用のケータイやスマホを販売していますが、毎月の料金はどのくらいかかるのでしょうか?また、最近は月額料金を抑えるために格安SIMに変える人も多いですが、子どもに持たせるケータイも格安SIMにして大丈夫なのでしょうか?費用面や安全面、気になる疑問を解決します!
大手3キャリアの低学年向けケータイ料金比較
まずは、ドコモ、au、ソフトバンクが発売している低学年向けのケータイ料金を比較してみましょう。比較するのは各キャリア出しているこちらのキッズ向けケータイ。
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ドコモ/キッズケータイ HW-01G
- 機種代金:9,936円(税込)
- 24回分割払い:月々414円(税込)
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au/mamorino3
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ソフトバンク/みまもりケータイ3 202Z
- 機種代金:15,288円(税込)
- 24回分割払い:月々637円(税込)
やはりキッズ向けのケータイなだけあって、機種自体の価格は1万~2万円の範囲。大人が使うスマホに比べると安いですが、肝心なのは月額料金ですよね。そちらもみてみましょう。ちなみに、auのmamorino3は、公式サイトでは機種代金が掲載されていなかったので、こちらはお近くの店舗で確認してみてください。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
基本使用料金 |
0円(12か月間) 743円(13か月目以降) |
0円(12か月間) 743円(13か月目以降) |
0円(24か月間) |
その他 | イマドコサーチ 月額200円 |
EZ WINコース 月額300円 |
位置ナビ 月額200円 |
1年目使用料金合計 | 2,400円 | 2,600円 | 2,400円 |
2年目使用料金合計 | 11,316円 | 12,516円 | 2,400円 |
2年間合計使用料 | 13,716円 | 15,116円 | 4,800円 |
どのキャリアも2年契約が基本となっているため、2年間使用すると仮定した時の月額料金の表になります。(2016年10月現在。税抜表示。)その他項目には、子どもの居場所がわかる位置情報サービスを追加しています。1年目ではどのキャリアも価格にそこまで差はありませんが、2年目から大きく差がでます。というのもドコモ、auは1年間基本料金0円なのですが、ソフトバンクだけ2年間0円だからです。こう見ると、ソフトバンクが断トツ安い!となりそうですが、その分機種代金も高いので、最終的な差は3,000円くらいですね。
大手3キャリアのキッズ向けスマホの料金比較
ドコモ、auでは、キッズ向けケータイの他に、キッズ向けのスマホも発売しています。低学年の場合はキッズケータイで十分ですが、もう少し学年が上がると、子どもはやはりスマホを欲しがりますよね。では各キャリアのキッズ向けスマホをみてみましょう。
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ドコモ/スマートフォン for ジュニア2 SH-03F
- 機種代金一括払い:57,024円(税込)
- 割引適用後の実質負担金:648円(税込)
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au/miraie
- 機種代金一括払い:38,880円(税込)
- 割引適用後の実質負担金:10,800円(税込)
ソフトバンクの場合はキッズ向けスマホ専用機がないので、初心者でも使いやすく、子ども・シニア向けのスマホとされているシンプルスマホ3で比較します。
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ソフトバンク/シンプルスマホ3
- 機種代金一括払い:71,520円(税込)
- 割引適用後の実質負担金:30,720円(税込)
ドコモ | au | ソフトバンク | |
機種代金 |
24回払い 2,376円 |
36回払い 1,080円 |
24回払い 2,980円 |
基本使用料金 | 2,916円 | 3,909円 | 1,836円 |
その他 |
データSパック SPモード利用料 |
インターネットサービス |
ウェブ使用料 データ定額ミニ 1GB |
月々割引 |
-2,349円(24回) U25応援割 |
-780円(36回) |
-1,700円(24回) |
月額料金合計 | 6,507円 | 4,533円 | 6,572円 |
年間使用料金合計 | 78,084円 | 54,396円 | 78,864円 |
2年間合計使用料 | 156,168円 | 108,792円 | 157,728円 |
子どもの成長とともに月額費用も跳ね上がりました…。キッズ向けケータイは割とお手頃で良さそうでしたが、キッズ向けスマホになると価格がぐんと上がっています。auの月額利用料が他と比べて少し安いのは、auには「ジュニアスマートフォン専用の料金プラン」があるからです。1時~21時の国内通話が無料、月間データ容量0.5GBがもともとプラン内に含まれています。とはいえ、この月々料金みていると、決して安くはないですよね…。こうなると格安SIMの出番です!特に、親が格安SIMの場合は、子どもだけわざわざキャリアのキッズ向けスマホを使う理由はなさそうですし。私は楽天モバイルの格安SIMを利用していますが、毎月基本料金1,600円+電話料金数百円で済んでいます。それを考えると、キッズスマホ…高いですね~。
格安SIMでお手製キッズスマホ!
さて、じゃあ子どものスマホを格安SIMにしよう!となった時、どうすればいいのでしょうか?格安SIMにはSIMフリースマホ端末が必要です。SIMだけ契約して、スマホはお母さんのお下がり、なんかでもいいですし、MVNO(格安SIM業者)で販売しているスマホを購入してもOK!もちろん、ネットでも検索してみると、新品や中古で端末のみの販売もしているところがたくさんあるので、そちらを利用してもいいですよ。
とにかく!格安SIMとSIMフリースマホ端末さえあれば、あとは子ども用にカスタマイズするだけです。
キャリアで専用のキッズスマホを購入するのと違い、格安SIMだと、子ども向けじゃないから安全じゃなさそう…と思う方もいるかもしれませんが、いえいえ!安心してください。子どもを守るための機能は、全部アプリでなんとかなるんです。
有害サイトから子どもを守る/Yahoo!あんしんねっと
子どもにスマホを持たせるにあたり、有害サイトへアクセスしてしまわないか、親としては非常に気になります。そこで頼りになるのが「Yahoo!あんしんねっと」。
Yahoo!あんしんねっとは、アダルトサイト、出会い系サイト、自殺サイト、暴力や違法情報を掲載するサイトなどの、有害サイトをブロックするサービスのアプリです。小学生、中学生、高校生などの学齢別のフィルタリングモードを選ぶだけで簡単に設定でき、子どもに解除されないよう、設定ページをパスコードでロックすることも可能です。また、アプリ利用制限機能もついています。Android標準のブラウザーなどウェブフィルタリング機能が働かないブラウザーアプリの利用や、アプリのインストールやアンインストールなどを制限できます。これでうっかり変なサイトにアクセスしちゃったり、アプリをインストールするのをばっちり防げちゃいます。日本PTA協議会推薦アプリにも認定されていて、無料で使えるアプリなのでとてもおススメです。
親がしっかりモニタリング/スマモリ
さらにすごいアプリがこちら「スマモリ」。スマモリは、子どものスマートフォンの使用状況をモニタリングし、使用時間の調節やサイト、アプリケーションの制限を行うことができるアプリです。
スマホ使用履歴、有害コンテンツブロック履歴のレポートから子どものスマホ使用状況を親がスマホやパソコンで見ることができます。スマホを使用可能な時間を親が設定することで、過度な利用を防げます。また、子どもの現在位置を確認することができる位置検索もついているので、万が一の時も安心です。スマモリは月額400円ですが、格安SIMの月額料金と合わせても、キャリアのスマホを使うよりは十分安いですよね。
SNSのトラブルからも回避!/子供セキュリティFilii
LINE、Facebook、Twitterなど子どもたちの間でもSNSサービスは広がりを見せています。そんなSNSを中心としたネット上でいじめ、出会い系、犯罪、依存などの危険から、こどもを守るサービスが「子供セキュリティFilii」です。
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子供セキュリティFilii(フィリー)スマホやネット危険検知
Filiiのつながり分析では、子どもがSNSなどでつながりを持つ(友達などになっている)ユーザを一覧で確認できます。また、プロフィール分析で子どもがSNSなどで設定しているプロフィールを一覧で確認することも可能。住所などの個人情報を安易に記載していないか確認できるのは親としては安心です。またSNS上で、危険性のある単語が含まれているメッセージを受信した場合に、単語の危険度とともに保護者の元にアラートが通知される機能もついています。LINE、Facebook Messenger、カカオトーク、Twitterが分析対象となっています。こちらも月額400円で利用可能。
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