アスタリスクがスマートフォンの内蔵カメラで、専用リーダーに匹敵する高速・高精度なバーコード読み取りを実現。
投稿: 2018.04.11 22:18
文: asami.
スマートフォン端末を用いたIoT機器 AsReader の製造元アスタリスクは、スマートフォン内蔵のカメラを使用して、超高速・高品質なバーコード読み取りを可能にするアプリケーションの開発に成功した。
このアプリケーションは、ソフトウェアベースのバーコードスキャナーであり、iOSだけでなくAndroidOSも含め、専用のバーコードリーダーに匹敵する読み取り性能を実現。
アスタリスクでは、目標をターゲティングするために、このスマートフォンにアタッチメント型のレーザーポインタをセット。これによりスマートフォンの画面を覗き込むことなく、専用端末での業務同様に、ターゲットであるバーコードを目視しながらスキャンを行えるようになる。文字通り、お手元のスマートフォン内蔵カメラがそのまま高性能バーコードスキャナーに変身する、という意味を込めたこの「AsReader CAMERA Type」は、6月に世界同時発売の予定。
AsReader CAMERA Typeの特徴
AsReader CAMERA Typeは、字のごとくスマートフォンにあるカメラでバーコードを読み取る。大別して2つの特徴がある。
(1) 圧倒的な超高速の読み取りスピード
既存のバーコードアプリは読み取りに時間がかかり、業務利用として使うことは困難だった。アスタリスクは、このカメラの性能を最大限に活かすソフトウェアを2年以上にも亘って研究し、超高速の読み取りを実現した。例えばバーコード読み取りにかかる分析時間は、JAN13で1ミリ秒以下となっている。
(2) 狙いうちをするためのレーザーポインター
バーコードをカメラで読み取る際のもう1つの欠点としては、人が画面を覗き込んでバーコードを読み取る姿勢。通常のバーコードリーダーは、ターゲットを目で見て、そこに手をもっていき読み取りをする。しかしカメラで読むときは、画面のディスプレイを覗き込みながらターゲットに合わせに行かざるを得ません。これらを解決すべく、アスタリスクでは、シンボルをターゲティングするレーザーポインターモジュールをスマートフォンに装着した。
発売に先駆けて、4月から世界各地の展示会にて順次実物を展示
本製品は、本日から米国フロリダ州にて開催される下記展示会で世界初お披露目をし、引続き5月に日本、6月にドイツ、7月には中国深セン市での展示会にて展示予定。
・RFID Journal LIVE! 2018(アメリカ フロリダ)4月10日(火)~12日(木)
・Japan IT Week 春(東京ビックサイト)5月9日(水)~11日(金)
・CEBIT 2018(ドイツ ハノーバー)6月11日(月)~15日(金)
・IoT China 2018(中国深セン市)7月31日(火)~8月2日(木)
AsReader CAMERA Typeの概要
【商品名】AsReader CAMERA Type
【カテゴリー】スキャンシステム(ソフトウェア)+レーザーポインターモジュール
【発売】当社専用サイトで、6月配布開始予定(最大2ヶ月無料、世界同時公開)
【特徴】ソフトウェアスキャナー最速クラスの読み取り
レーザーポインターによる、ターゲット照準レーザー(クラス2)照射
低品質バーコード、破損や曲面のバーコード、低照明環境下の読み取り可能
【対応コード】1次元コード:JAN 8、JAN13、CODE39、NW7、ITF、GS1 Databar他多数
2段バーコード等の複数バーコードの一括での読み取り
2次元コード:QRコード、PDF417、Data Matrix他
数字認識(OCR)
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